休業のお知らせ

  • 2010年05月21日 (金)

根津美術館へ 尾形光琳「国宝 燕子花図屏風」 を見に行きます!
と言いたいところですが、なぜか今回の東京行きを ためらっています。

根津美術館は、平成18年より3年半をかけて建替え工事をしていたので
一年にこの時期にしか公開しない 「国宝 燕子花図屏風」 をやっと見れると
楽しみにしていたのに、乗り気ではないのです。

きっと、今、富山大学で日本美術史を学んでいるので
「美」に対して満足感があり、ガツガツ見なくても いいのだと思います。
琳派を もっと知ってから 見た方がいいしね。

ルーシー・リー展 も六本木 国立新美術館で開催されているんだけどなぁ。
六本木ミッドタウン「21_21」での「U-Tsu-Wa/うつわ」に
昨年 行ったので、いいか ・・・

それなら、今年は無理に行かなくても、来年は見れますように!
と 願掛けをして能作家から 摘んできた
「菖蒲」と「紫欄」で、それ風に飾ってみました。(笑)

e38182e38284e38281

e382b7e383a9e383b3

そうだ!
休業のお知らせでした。
まだ、先のことなんですが、

6月6日(日) 12:00 ~ 21:00
富山大和横のグランドプラザ
に於いて
海幸山幸2010」が開催されます。

そのボランティアスタッフとして 少しの時間だけ
お手伝いをすることになりました。

昨年から始まったそうで、とても楽しいイベントとのこと。
(昨年は行ってないのよね~)
今年は、是非とも参加したい!
お店をお休みして、行ってきます。

ワインと美味しいつまみで盛り上がりましょう♪
前売りチケット制のようなので、ご興味のある方は
コチラ をのぞいてみてくださいね。

ご都合のよろしい方は、遊びにいらしてくださ~い。
ちなみに、私は14:00 ~ 18:00 のお手伝いです。
その後、21:00 まで、飲みたいと思います♪
(他のスタッフの方々、ごめんなさい。)
 
 

「礎」 「真」

  • 2010年05月12日 (水)

最近、思うこと。
4月1日に、新たな気持ちとしてこの2文字が頭に浮かびました。

「美」を極めていきたい (空間 ~ 器 廻りのもの全てにです) という願望があって
その礎として、「美術史」も学びたいし、本物を多く見たいと思っています。
「美」の真相、真理も探りたい ・・・
それで 「礎」 「真」 が直ぐに出てきたのだと思います。

その2文字は、「美」 に限らず、生活している日常にもあてはまることでは?
毎日 「丁寧に生きる」 ことで、 潤いとか温もりを感じ、
「礎」 「真」 は丁寧に生きる根本の様な気がします。
お茶を習い始めたのも、それを意識してのこと。

e69cac19
たまたま、読んでいた本で「丁寧な生き方」という項目がありました。
「手抜きをしない丁寧な生きかたが、心を豊かにします」とのこと。

「そんな生き方をしたい!」と思う 今日この頃。
空間の中のしつらいにも 「礎」 「真」 を感じます。
e38197e381a4e38289e381841
 
 

金沢へ そのⅠ

  • 2010年04月22日 (木)

e38197e38184e381aee69ca8
今秋から始まる、テーブルコーディネションの申し込みをしている木村ふみ さんが、
最近OPENした石川県庁跡 しいのき迎賓館 にお越しになるとの情報をいただき、
迎賓館1階の 「ジオクラフト」 というショップに 出かけてきました。
e38391e383b3e38395
しかし、残念ながらタッチの差で (東京へ戻られ)
木村ふみさんとは、お会いできませんでした ・・・
今度お会できるのが もっと楽しみになると 「+」 に思いましょう!

近くにある 金沢21世紀美術館 にも。
また残念なことに、次に始まる
新たなる精神のかたち:ヤン・ファーブル × 舟越 桂」 展の準備中でした。
好きな彫刻家 舟越 桂さんの作品を見に、また金沢に来ようと 「+」に。

それで、タレルの部屋とライブラリーでのんびり。
建築とは思えない! 2次元の世界です。
e382bfe383ace383ab

ただひとつ、ブランド「ミナ ペルホネン」 の展示がされていました。
最近は、全然ファッションのことも知らなくて ・・・
有名な日本のデザイナー皆川 明 さんのブランドなんですね。
シンプルなオレンジのフェルトのワンピース、綺麗でした。
下に散らされたフェルトやマネキンにアートを感じます。
e6b48be69c8d

そろそろ、時間なので帰路につきましょうか。
アクセクしない 金沢の旅 もいいものですね。
 
 

芸文ギャラリー

  • 2010年04月18日 (日)

高岡駅地下 芸文ギャラリーにおいて、
10住宅空間 水野行偉ケンチク展2010
(2010.4.16.fri – 4.27.tue) が開催されています。

建築家 水野行偉氏設計の10の住宅が
模型や写真などにより展示され、
期間中に4つのEventも開催。

イベント 01 4月17日(土)17:00~19:00 
「音楽・アート・ケンチク」 オープニングパーティー
空間/ケンチクをイメージした音と絵の即興パフォーマンス!
出演:フナセシンイチロウ(テノリオン),
   Aiko(絵), sao(歌),村井丈浩/第七警察(シンセ)
お茶とお菓子をご用意します。入場無料です

イベント 02 4月18日(日)13:30~19:00 
「何でもケンチク相談所」
住まいに関することは何でもご質問下さい。
お一人様1時間まで。セミナーも2回あります。
住まいのこと学びましょう
セミナー1. 15:00~
「ちょっと専門的な断熱のお話」熊谷猛(建築家)
セミナー2. 17:00~
「狭いなんて言わせない!空間拡張術」山田哲也(建築家)

イベント 03 4月23日(金)18:30~19:00 
「 空間のカタチ10 – 水野行偉 vs 貴志先生」
建築家/水野行偉、ガラスのピラミッドから最新作まで
貴志雅樹氏(富山大学教授)に講評をおねがいします。
貴志先生とケンチクについて語るざっくばらんな建築談義です。

イベント 04 4月25(日)16:00~19:00  
「地元建築家が語り合う!住いのいろいろな話」 
参加建築家:青山善嗣氏, 濱田修氏, 水野敦氏,
横山天心氏,吉村寿博氏(金沢), 司会:水野行偉
みなで議論するセミナーです。質問も大歓迎!
設計の流れや、コストのこと、庭との関係、家族の距離感などなど
住まいやケンチクの基礎知識から深みある空間の話まで。
普段はそれぞれの活動をしている建築家が集い、切磋琢磨する場。
6人の建築家の世界観が同時に聞ける、良い機会です。
18:00~フリートーク・タイムです。

会期中のイベントはすべて無料です。

e88ab8e696872

案内をいただいていたので、オープニングパーティー へ。
空間/ケンチクをイメージした音と絵の即興パフォーマンス!

水野氏は自宅のガラスのピラミッドにおいて
イベントをされていらっしゃいますが、
なかなか小杉まで行けなくて ・・・
今回は、高岡駅地下ということで、ちょこっと顔を出してきました。
いつもエネルギッシュな水野氏に、感動!!!
 
 

「石上純也 × 野老朝雄」

  • 2010年03月15日 (月)

高岡市美術館で開催されている 「GEIBUN1」
高岡短期大学から富山大学芸術文化学部に変わって、
初めての卒業生の初めての卒展。

美術館での展示ということもあるのか、卒展というより
作家さんの展示会を思わせるくらいのレベルの高さです。

昨日は、GEIBUN TALK SHOW
石上純也(いしがみじゅんや)× 野老朝雄(ところあさお) 両氏の
講演会がありまして、出かけてまいりました。
e4ba8ce4baba
右の方
石上純也:石上純也建築設計事務所代表
2007年東京都現代美術館「Space for Your Future」展で「四角いふうせん」を出品

左の方
野老朝雄:アーティスト、紋と紋様の制作を中心に美術、建築、デザインの周辺で活動。
トコロ柄マグネットが2006年度新日本様式100選に選定された。

石上純也氏は建築雑誌等でよく目にしていて、table
e38386e383bce38396e383ab

神奈川工科大学 KAIT工房
efbdb6efbdb2efbe84
から感覚的な建築家というイメージがありましたが、
テーブルのたわみを緻密に構造計算で解析したり、KAITの柱の位置をただランダムに
並べてあるのではなく、全体の空間と局部の空間を照らし合わせながら設置したことなどの
お話をうかがうと、ソフトとハードの両面を持ち合せておられます。
銀座ギャラリー「無境」の故 塚田晴可氏の
「美しいものは必ず、強さと優しさとを併せ持っています。」が頭をよぎりました。
そして、「バランス」という言葉が印象に残っています。

野老朝雄氏は、前日、ちょっとお話をしましたので、
ほんわりした人柄を感じていました。
しかし、作品や活動 は、講演会で初めて知りました。 申し訳ない。m(_ _)m
紋と紋様、つながっていくパターン、唐草模様、幾何学模様 ・・・
着物の柄とも関連があり、とても興味がありますね。
幾何学の「幾」という字も、私の名前だけに外せません!
e38391e382bfe383bce383b3

e59490e88d89

講演会を聴いて、製作意欲出てきました!
やりたいこと山積みだ~
 
 

水曜日 nousaku チーズ講座 2回目

  • 2010年02月11日 (木)

一ヶ月半遅れで、水曜コースが始まり、
第2回目が終了しました。
山羊チーズ&フランス東部・南部 です。
e38381e383bce382ba21

右上より時計回りで
サント・モール・ド・トゥーレーヌAOC (Sainte-Maure de Touraine)
薪のような珍しい形をしたチーズです
型崩れを防ぎ、中に空気を送り込むために、中央に藁を一本通してあります。
表面に木炭粉をまぶしてあるので黒色。
若いものはフレッシュな酸味があり、熟成が増すにつれて山羊乳製チーズらしい
個性は強まりますが、丸みを帯びた味になり、ミルクのコクが感じられます。

フルール・デュ・マキ (Fleur du Maquis)
‘フルール・デュ・マキ’というのは「潅木(マキ)に咲く花」という意味。
外側に乾燥したローズマリーやサリエットといったハーブがまぶしてあり、
上には粒胡椒、とうがらしがのっています。
羊乳特有のやさしい風味とわずかな酸味、さらに熟成とともにしみ込んだ
ローズマリーの香りが心地よいです。 周囲のハーブは取り除いても。

バノンAOC (Banon)
バノン・ア・ラ・フォイユの名前の『フォイユ』は、葉っぱです。 使用するのは栗の葉。
何枚も使ってていねいに包み、Raphiaというヤシの繊維で結びます。
若いうちは組織は白くひきしまり、ほっくりした食感ですが、熟成するととろりと
やわらかく、濃厚になります。

リゴット・ド・コンドリューAOC (Rigotte de Condrieu)
2009年1月15日付の官報で、「リゴット・ド・コンドリウ」がAOCとして認められ、
チーズとしてはフランスで45番目のAOCチーズとなりました。
直径4cm程、高さ2cmに満たない、わずか40gのかわいいシェーブルチーズ。
販売場所の一つであるコンドリウの地名を付けて「リゴット・ド・コンドリウ」と
呼ばれるようになりました。

オッソー・イラティ・ブルビ・ピレネーAOC (Ossau – Iraty Brebis Pyrenees)
羊乳特有の甘味と旨味の強いチーズで、後味が極めてよく、後を引きます。
初夏から秋までピレネー山岳に追い上げられた羊は、花の咲いた高原植物を食べ
香り高いミルクを出し至高の味を造ります。
この変わった名前は、ベアルヌ地方のオッソーの谷と、
バスク地方のイラティの森に由来します。

サン・ネクテールAOC (Saint – Nectaire)
表皮は,熟成中についた、自然の白、赤、黄色のカビに覆われています。
かすかなシャンピニオン(マッシュルーム)の香りとノワゼット(ヘーゼルナッツ)の
香りが入り混じった独特な味わいで、柔らかい弾力が特徴のチーズです。
写真のチーズはカビが綺麗に取り除かれています。

さて、お待ちかねの試食タイムです。
上巳の節句(桃の節句)をイメージして盛付けていただきました。
貝合わせの貝にドライフルーツ、桃の花を添え、菱餅方のゼリー・・・
e38397e383a9e38388e383bc1

それでは、また来月ね~
 
 

雛飾り

  • 2010年02月09日 (火)

節分も終わり、何か室礼を・・・
時期的には雛飾りですね。

母に聞けば、何かあるかな?と問い合わせたところ、
「50年前の古いお雛様ならあるよ!」との返事。
「へぇ~、そんな古いお雛様あるんだ。」
よ~く、考えると私のお雛様 (>_<) 実家からいただいてきました。 p10406191

能作家に嫁いでからは、自分で出すことがありません。
約30年ぶりに箱から出しました。
お内裏様とお雛様だけですが。
三人官女、五人囃子、右大臣、左大臣さんは ごめんね。

子供の頃、お雛様を出すのがとても楽しみだったこと
思い出し、しみじみと・・・

お雛様を飾ると、狭いスペースでも、
とても華やかになりますね。 (*^_^*)

住宅 見学

  • 2010年02月08日 (月)

モノ・スペース・デザインさんより、
案内状をいただきました。
e5aeb6efbc91

建築愛好家の私は、さっそく訪問。
まず、目に付くのが、暖炉。
無垢の床とともに、暖かい・・・
向うに、リートフェルト レッド&ブルー の椅子が見えますね♪
e69a96e78289

モダンな和風ですね。
建具の納まりがすっきり。
e78e84e996a22

デザインも素敵。
向うの部屋の明かりが透けて見えます。
e5928ce5aea4

キッチンは明るくて、のびのび。
お祝いの花もたくさん!
e382ade38383e38381e383b3

ショウルームになっていますので、見学できますよ。
真っ白な建物で、すぐに分かります。
土(第2・4)・日・祝はお休み。
高岡市横田町3-620-4 tel 0766-27-8787
 
 

喜多俊之氏&鹿目尚志氏 講演会

  • 2010年02月02日 (火)

富山大学芸術学部へまたもや。
世界的に有名な 喜多俊之氏&鹿目尚志氏 講演会を聴きに。
「地場産業 + デザイン」 というテーマです。

90分 + 90分 の計3時間の授業。
うなづくようなお話ばかりで、あっという間の時間でしたね。

まずは、喜多俊之氏の講演会。
e5969ce5a49a
輪島塗、有田焼の職人さん達のような伝統ある地場産業とデザインの経験談や
今、現在のアジア(シンガポール、中国、韓国)のデザイン現況。
日本は、もう抜かれているかも?くらい アジアではデザインを重要なものと
考えているそうです。

こちらは、喜多俊之氏デザインの2畳の茶室。
漆塗りの枠で結界を作っています。
この結界で、外国でも簡単に日本の文化を紹介できるという事例も紹介されていました。
e88cb6e5aea4

後半は、前田一樹教授を交えて、喜多俊之氏&鹿目尚志氏との鼎談。
前のお方の頭が入ってしまって申し訳ないです。
e4b8a1e6b08f
鹿目尚志氏はパッケージデザインやアートイベントプロデュース等をされていらっしゃいます。
83歳らしい(今日の新聞で確認)のですが、若々しくて びっくり!
クリエイティブな方は、年をとらないのかな?

鹿目尚志氏によるドンペリニョンのボトルカバー。
質感、形、色、かわいい~♪
e3839ce38388e383ab

たくさんのことがインプットされ、消化されるまで時間かかりました。
まとめるの大変なので、個条書きに。

・地場産業がなぜ衰退していっているのか・・・
 現代の生活が無機化している
 江戸時代はセンスや見立てを競い合っていた
 手作りは高価格

上記の答えとして
 節句などを通じて、日本の文化、生活を見直す
 暮らしを楽しむ
 伝統工芸の心を残して、工業製品で製作し価格を落とす

・日本のデザインは意匠で、中国や韓国では、デザインは計画、企画、戦略

・素敵なものはデザイナーだけでなく、オーナーや営業の人も意識する

・デザインはハッピー産業

・クリエイティブが無いところに、デザインは無い

・クリエィーターは自分自身で発見、学ぶ

・暮らし方がものごとの土壌

私自身、生活を楽しむ、和を見直すことを意識しているので
講演会のお話は、身に浸みて感じました。
暮らしを楽しむことによって、心の余裕みたいなものが
生まれてくるような気がします。

何で暮らしを楽しむか?
伝統産業の製品、綺麗なもの、魂のこもったもの・・・
それらを身近に置き、使うのは心地良いです。

nousakuで、それを感じとってくださる方が多いので
とても嬉しく思います。

今、講演会に参加できたこと、何か縁を感じます・・・
 
 

今日も大学生♪ (笑)

  • 2010年01月27日 (水)

吉田慎悟氏の「景観のデザイン環境色彩計画を考える」の講義を聞いてきました。
景観は興味があっただけに、この講義は見逃せません!

最初は、海外の建築事例のスライドを見せていただきました。
たくさんのスライドを見せていただきましたが、
この一枚しか撮っていませんでした・・・ (>_<) e38393e383ab

こちらは、日本。
地域には地域の色がある。
e697a5e69cac

色は生きているものが持っている。
e88ab15

小学校や公園で実際に小学生さんや地域の方々が参加して
色彩を決め、塗り直した例なども面白かったですね。
こういう活動が広がればいいのに・・・

・自分たちの文化を見直す。
・その土地の色。
・自然の花、鳥が色をもっている。

この言葉が、印象に残りました。
おのずと、景観の色彩が決まってきます・・・