越中とやま食の王国フェスタ 2010冬の陣
- 2010年02月14日 (日)
ホテルニューオータニ高岡にて17:00~18:00の1時間
山本益博氏 のトークショーが開催されました。
食のトークショーは初めてのこと。 とても興味がありました!
山本益博氏のコラムは、多数の料理雑誌で拝見し
食の評論家としては、とても有名な方。
本人は大学卒業後、落語評論家から始まったとおっしゃり
さすが、落語評論家だけあって、お話がお上手。
落語を聴いているような感覚に陥りました。
お蕎麦を手繰る様子なんかは、まさに落語。
1時間ず~っと、一度も詰まることなく饒舌に話される
益博氏に感動しましたね♪
話の内容は “食材ではなく人材” を強調され
富山だけでなく、日本中に美味しいものがあり
益博氏は人に魅かれて食事に行くとのことで
富山はまだそれには至っていないとのこと。
若い人材を育てるべきだ!と何回もおっしゃってました。
例えで、庄内のアルケッチャーノのお話をされていました。
わざわざ、そのお店のために東京から行かれそうです。
小山薫堂さんもアルケッチャーノのことは、よく話題にされていますね。
富山の食というよりシアトル・マリナーズ イチローと、
すきやばし次郎さんのお話が主だったような気がします。(笑)
それは、職人気質 すなわち “食” というより “人” が大切だと
語っていらっしゃると私は受け止めました。
益博氏の有意義なトークショーを、こんな土曜日の時間
(飲食店の板長やシェフが絶対に出席できないような)に開催されたこと
もったいないと思います。
まずは、自分からですか・・・
若くて頑張っていらっしゃる方々を応援することねっ!
喜多俊之氏&鹿目尚志氏 講演会
- 2010年02月02日 (火)
富山大学芸術学部へまたもや。
世界的に有名な 喜多俊之氏&鹿目尚志氏 講演会を聴きに。
「地場産業 + デザイン」 というテーマです。
90分 + 90分 の計3時間の授業。
うなづくようなお話ばかりで、あっという間の時間でしたね。
まずは、喜多俊之氏の講演会。
輪島塗、有田焼の職人さん達のような伝統ある地場産業とデザインの経験談や
今、現在のアジア(シンガポール、中国、韓国)のデザイン現況。
日本は、もう抜かれているかも?くらい アジアではデザインを重要なものと
考えているそうです。
こちらは、喜多俊之氏デザインの2畳の茶室。
漆塗りの枠で結界を作っています。
この結界で、外国でも簡単に日本の文化を紹介できるという事例も紹介されていました。
後半は、前田一樹教授を交えて、喜多俊之氏&鹿目尚志氏との鼎談。
前のお方の頭が入ってしまって申し訳ないです。
鹿目尚志氏はパッケージデザインやアートイベントプロデュース等をされていらっしゃいます。
83歳らしい(今日の新聞で確認)のですが、若々しくて びっくり!
クリエイティブな方は、年をとらないのかな?
鹿目尚志氏によるドンペリニョンのボトルカバー。
質感、形、色、かわいい~♪
たくさんのことがインプットされ、消化されるまで時間かかりました。
まとめるの大変なので、個条書きに。
・地場産業がなぜ衰退していっているのか・・・
現代の生活が無機化している
江戸時代はセンスや見立てを競い合っていた
手作りは高価格
上記の答えとして
節句などを通じて、日本の文化、生活を見直す
暮らしを楽しむ
伝統工芸の心を残して、工業製品で製作し価格を落とす
・日本のデザインは意匠で、中国や韓国では、デザインは計画、企画、戦略
・素敵なものはデザイナーだけでなく、オーナーや営業の人も意識する
・デザインはハッピー産業
・クリエイティブが無いところに、デザインは無い
・クリエィーターは自分自身で発見、学ぶ
・暮らし方がものごとの土壌
私自身、生活を楽しむ、和を見直すことを意識しているので
講演会のお話は、身に浸みて感じました。
暮らしを楽しむことによって、心の余裕みたいなものが
生まれてくるような気がします。
何で暮らしを楽しむか?
伝統産業の製品、綺麗なもの、魂のこもったもの・・・
それらを身近に置き、使うのは心地良いです。
nousakuで、それを感じとってくださる方が多いので
とても嬉しく思います。
今、講演会に参加できたこと、何か縁を感じます・・・
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日曜日 nousaku チーズ講座 3回目
- 2010年02月01日 (月)
3回目は、ハードチーズ&イタリアチーズです。
左より
● コンテAOC
味は濃厚ですがしつこくなく、爽やかなフルーツ香やヘーゼルナッツの香りがあります。
1個作るのに、500Lもの牛乳が必要な大型チーズで、直径は、50~70cm。
A.O.C.チーズの中では最も生産量が多く、万人に親しまれています。
6ヶ月以上熟成したもので、厳しい審査で合格した最高クラスのチーズには、
緑のベルのマークと Comte Extra の表示が許可されます。
● ボーフォールAOC
反り返った側面が特徴で、高さが12cm以上重量も40kg超の大型チーズです。
この種のチーズの中でも、外観から容易に見分けられることができます。
味は、長期熟成タイプに見られる白い結晶からも深いコクをかもし出しています。
アルプスの山の高地で作られる山の代表チーズで、プリンスの気品さも持ち合わせています。
今回は、「ボーフォール・アルパージュ」 標高1500m以上の山で家畜が
若草を食べて育つ夏の放牧期食のミルクで作られるのでその味わいは格別。
● ペコリーノ・ロマーノDOP
歴史的にイタリア最古のチーズです。
羊乳で作るチーズを総称してペコリーノと呼び、ロマーノはローマ近郊で作られたことを表しますが、現在は大半をサルディーニャ島で生産しています。
羊乳のシーズンに従い、ロマーノ造りは、11月から翌年の6月末までの8ヶ月間。
● グラナ・パダーノDOP
「パルミジャーノ・レッジャーノ」と同じ形をしていますが、「パルミジャーノ・レッジャーノ」に比べると
風味もまろやかでデリケート、バターのような風味があります。
また、価格もリーズナブルでパスタをはじめ様々なお料理に使えることから
「キッチンのハズバンド」と呼ばれている程。お好みのお料理にたっぷりとご活用下さい。
● プロボローネDOP
元々は南イタリアで作られていましたが、今では主に北イタリアで作られています。
南イタリア ナポリの言葉で、ボールを意味する「プロヴァ」から名づけられました。
その名の通り、以前はボール形に作られていましたが、今ではソーセージの形や
洋ナシ形など色々な形があります。
若いうちはミルキーな味わい。引き締まっていて、弾力があります。
加熱するとよく伸びて、なめらかに溶けるので、料理に使うのもおすすめです。
● リコッタ
「2度煮る」という意味のチーズ。チーズを作った後のホエー(乳清)に新しいミルク
または、生クリームを加えて作ったものをいいます。
牛乳製、羊乳製、水牛乳製などがありますが、日本では牛乳製が最もポピュラー。
生徒さんがチーズを撮影している姿が面白くて・・・
勝手に載せてごめんなさ~い。 m(_ _)m
さて、試食。
イタリアのスプマンテと赤ワインで。
今日の講座のチーズより、差し入れの北海道の酪恵舎のモッツァレッラが
メインになってる! (笑)
大葉とトマトで和風カプレーゼ。 自作のセロリのお塩で。
とてもしっかりした味で、日本のチーズもなかなかですね。
差し入れ、ありがとうございました。
盛付けには、ヒイラギ科の葉を。
チーズ講座の前に葉を探すのに、手間どいました~
花屋さんを何軒か回りましたが、何処にも無くて・・・
諦めようかと思いましたが、この葉が有るのと無いのでは
全然見た目が違うから、頑張りました!
古城公園を探しまわり、やっと・・・
実はこっそり、少しだけいただきました。(内緒ね)
時間がくいこんで、「時間が無い~」 とあせって講座の準備です。
準備は、前々からしておくものだと実感。
さて、今日も午後から活動です。
富山大学芸術学部で 「地場産業 + デザイン」 と題した
喜多俊之氏の講演を聴講します。
また報告しま~す!
その前に、お店の準備をしておかないとね。
天神講
- 2010年01月25日 (月)
かたかご庵 季をたのしむしつらい教室
- 2010年01月17日 (日)
金沢大野港 かたかご庵 へ・・・
行きたい行きたいとず~~~っと思っていたのですが、なかなか行けず、
ほんと、やっとという感じです。
まずは、レクチャー。
節分のいわれ、節分のコスモロジー、各地の節分行事について講義を受け
そのあと、思い思いのしつらいを形にします。
鬼がにらんでるよ~(笑)
かごの目は、鬼の目をくらますそうなんですって。
ヒイラギは別名 「鬼の目突き」 といって鋭いトゲで邪気を追い払うとされています。
かごと豆とヒイラギで。
豆(穀物)には、霊的な力が宿ると信じられていて、それにより邪気をはらうと。
豆とヒイラギの組合せです。
とても高貴なイメージですね。
折形でヒイラギを包んであります。
帯としつらいとの色の掛け合わせが、上品。
流れがあるしつらいですね。
葉書の鬼の絵が面白いです。
自分の作品のプレゼンを行い (感覚を、言葉にするのは難しいね)
最後に、茶話会で~す。
右脳をフルに使った心地よい疲れを、ケーキが癒してくれました!
お店 nousaku では、季節ごとにしつらいをしていますが、
このように、レクチャーを受け、皆さんで意見や感想を述べながらのしつらいは、
身の付き方が違います。 学が付いたというのでしょうか・・・ (^ ^)v
全てのしつらい教室には、通えないかもしれませんが、都合がつけば、
また、参加したいと思います。
よろしくお願いいたします。
左儀長
- 2010年01月15日 (金)
左儀長で有名な射水神社へ、この大雪の中、行ってきました!
今年は、日本の文化に触れたいと思っているので、左儀長は是非とも。
毎年、夫に朝のウォーキングのついでに「正月かざり」や「昨年のお守り」を
持ってってもらうので、神社まで足を運ぶのは、何年ぶりでしょうか?
子供が小学生くらいの時に行ったっきりかしら・・・
それも、左儀長の儀式を見たのは、初めてです。
祝詞、巫女さんの神楽の舞 ・・・
点火の儀というのもあって、原始時代のように火をおこすのですよ。
雅楽も儀式毎に演奏され、神聖な空気が流れます。
特に、笙の音色には、自分が「日本人なんだなぁ」としみじみ。
神主さんが持っているのは、さきほどおこした火種です。
神の火が点火され、高さ15m もある竹がバチバチと音を立てながら、燃えていきます。
毎晩、ロウソクの炎で癒されていますが、左儀長の炎は「癒し」でないですよね。(笑)
癒しではなく、パワーを感じてきました。
炎って、ず~っと眺めていたいです。
でも、最後まで居るわけにもいかず、早々に切り上げましたが。
左儀長に参加して、気持がすっきりしました。 不思議です。
和の文化に触れること大事ですね。
OSTERIA TAIKI
- 2010年01月12日 (火)
1月15日が夫の誕生日なので、
お祝いに夫と食事に出かけました。
行った先は、OSTERIA TAIKI さん。
まずは、CAVAで乾杯!
イタリアD.O.P.チーズ「フォンティーナ」のフォンデュ。
たくさんの地元野菜のサラダ。
なんと、昨日の小山薫堂さんのJ-WAVE HOLIDAY SPECIAL
地球マルシェ で話題になっていた ロマネスコ が入っていました!
シンクロ です~
平茸と牡蠣のオーブン焼き。
テリーヌ、鴨の燻製、イカの詰め物、心臓。
この辺りから、酔っぱらってきて、お料理の説明をはっきり覚えていません。 (>_<)
間違っていたら、ごめんなさいね。
サツマイモのスープ。
手打ちパスタ。
ホウレン草とパンチェッタ。
メインは、兎と雉。
私たちの予約の為に、準備してくださって、ありがたいです!
最後のデザート。
誕生日ということで、ろうそくが立っています。
カスミ草とスイトピーのお花までいただき、夫はウルウル状態。
酔っぱらった顔で登場して、申し訳ないです・・・
心のこもったおもてなし、ありがとうございました。
どれも、感動いたしました。
いつもは、夫と喧嘩になってしまうのですが、
昨夜は、喧嘩をしませんでした。
美味しい幸せな時は、心に余裕ができるのでしょうね。
高岡 なべ祭り
- 2010年01月09日 (土)
今日、明日とここ高岡では「なべ祭り」が開催されています。
T子さんがお付き合いしてくださって、タカマチに繰り出しました♪
まずは、高岡関野神社で「ごっつぉ鍋」
海老が豪華ですね。
秋吉の出店で「ねぎま」と例の「串カツ」(内輪ネタ)と発泡酒。
恥ずかしながら、おでんも・・・
鍋を食べるためのテントが張られ、ライブなどのイベントもあり
納涼祭りのような気分です。
隣にいた(写真右)おばさんが、気さくに話しかけてこられ
(親切にも手を拭くティッシュまでくださいました)
こんな時にしか味わえない、人との触れ合いの楽しさもあります。
関野神社を後に、今度は、ウィングウィングへ。
牛スジスープと春雨ヌードル。 コラーゲンたっぷりでした!
また移動して駅前広場で、ベトナムフォーガー、カモうどん。
調子に乗って一番搾り生ビールと鳥からあげ。
こんなにも寒い日なのに、鍋で身体がホカホカしてきましたよ。
明日も開催されていますので、ご都合つかれる方は是非、高岡へ!
今日は、人日の節句
- 2010年01月07日 (木)
五節句の一つで、七種粥を食べることから七草の節句ともいいます。
先日、図書館で借りた本で知りました ^_^;
スーパーでお手軽にできる「七草粥セット」を買い求め作ってみましたよ~
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ
どれがどれだか分りませんが・・・
水分が足りなくて、粥に見えませんね!
南天の手ぬぐいと設楽氏の飯茶碗。
白の余白部分や色合いが妙に合います。
和の心、大事にしていきたいです・・・
やっと初詣
- 2010年01月04日 (月)